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2005年5月 5日 (木)

ケーベルのこと

 札幌のMさんから電話があった。今年のケーベル会はいつかという。SさんとNさんに相談して、6月12日(日)午後2時にした。いまケーベルに注目する意義は大いにあると思う。彼が、東大の学生に行った講義の中に、日本の中世研究の原点となるものがあった。そして、それが「新しい中世」に関連づけられるなら、現代にも関係があるのだ。なぜなら、「新しい中世」の「中世」は、ヨーロッパの一時期の中世ではなくして、信仰と理性の一つの関係を意味する超時代的な理念なのだから。その意味での中世は、一つの頂点であり、また一つの出発点でもある。現代に、新中世の出発点としての意味があるとすれば、その日本での原点はケーベルなのだから、ケーベルは、その観点はからは、現在の課題になり得るのだ。 彼は、ロシア正教、カトリックと関係があり、また、教派を超える視点も予想できるので、無教会とも関係があるかも知れない。 中国の反日デモで、日本の歴史の中でも特に近現代の研究の重要性が指摘されている。そんな中で、明治・大正などが注目されてくれば、ケーベル研究も弾みが出てくるだろう。現在では、ケーベルはほとんど注目されていないが、いろいろな意味で重要な人物なのである。

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