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2005年5月28日 (土)

河井継之助

司馬遼太郎の小説『峠』の中で、河井継之助が自分の機能を考えていたという指摘が面白かった。長岡藩の家老としての自己限定である。自分は何者かと問う時、社会における自分の機能で答えることができる。機能は限定を伴い、その限定が具体性、行動の方向性をもたらす。それは当人の倫理も規定していく。人の思考の前提条件の自覚である。河井の場合には、ある先見性のため時代に翻弄されて困難をもたらしたが、この機能論への執着は、いかなる価値体系のなかでも生きていける心構えを作るかもしれない。マックス・ウェーバーにも、同じような発想があったと思う。

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