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2005年8月12日 (金)

日本の創造

CD「海ゆかば」を購入した。やはり名曲だと思った。戦争、玉砕と結びつく、この曲を嫌う人もいるという。しかし、この曲を含めて、戦後日本の選択を、もう一度、再検討する時期が来ている。「軍艦」「愛国行進曲」「海ゆかば」、それらは、かつて破滅に向かう日本のマーチであり、葬送曲であった。しかし、それらの中に、日本民族のかたちが隠されているのではないか。それらのかたちを失う時、日本民族は恐らく自己形成ができなくなるに違いない。それが戦後日本の隠された大きな問題なのだ。実質として天皇中心、皇室中心の日本国形成が、これらの歌を歌うことで主張されているとしたら、戦後は歌うことはできないだろう。しかし、天皇の代わりに「神」を置いたらどうか。天皇も戦前は現人神であったが、敗戦後、自ら、それを否定した。しかし、人間にとって、民族にとって、神は必要なのである。天皇中心でなく、神中心の歌として、それらの「軍歌」を「みなして」いく時、そこに日本の創造の原点があるような気がする。「武士道に接木されたキリスト教」が、今も、新渡戸稲造の「武士道」で注目されている時、「日本軍国主義に接木されたキリスト教」があっても、いいのではないか。日本は、ここまで成長したのだから、普遍性の主張もしなくてはいけない。キリスト教は普遍的宗教であり、世界全体に通用するのである。

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