« 神の声 | トップページ | 預言者 »

2005年8月28日 (日)

甘えの構造

甘えは、人間関係から生まれるものである。甘やかす方は、相手の人格を本当の意味で尊重していない。甘える方は、自分の人格が真に尊重されていないことに、心の奥で感じている不調和に耐えられず、自分よりも優位に立つ甘やかす方に反乱を起こすことで、周囲に、自分のこうむっている問題点を指摘しようとする。それが甘えである。従って、甘やかす方が、相手の人格の独立性を正しく認め、その印象が相手に伝われば、甘えはなくなるであろう。孤独の中で、自分の実存の危機に瀕している魂は、誰にも頼ることができないのであるから、甘えなど起きるはずがない。甘えの問題は、必ず甘える相手の問題でもある。その相手の精神を入れ替えなければ解決しない問題でもある。

|

« 神の声 | トップページ | 預言者 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104898/5673105

この記事へのトラックバック一覧です: 甘えの構造:

« 神の声 | トップページ | 預言者 »