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2005年8月13日 (土)

人間宣言

われわれは、天皇の人間宣言のあとの時代の人間である。あの宣言前には、日本には「天皇は現人神」という考え、あるいは、そんな信仰があった。そんな時代に身を置けば、「海ゆかば」の歌詞が表す精神も理解できるであろう。それは最高の犠牲的精神であり、宗教の世界では殉教者として天国を約束されるものだ。しかし、あの人間宣言後の日本では、「海ゆかば」も、遠い昔の、おとぎ話の世界のことを語っているような感じがする。ところで、現人神の信仰を依然、公然と保持している人たちがいる。それは天皇信仰のことではなく、キリスト教信仰のことである。世界人口の6人に1人はカトリック信徒であるが、彼らにとってイエスは今でも現人神である。イエスは死んだが、復活したというのだから、現人神なので、ただ、見えないだけのことである。しかし、この信徒たちには、戦前の日本のような雰囲気はない。戦前の日本の雰囲気を今、世界に探すとすれば、北朝鮮に、それが見られるような気がする。きっと、戦前の日本人のような純粋な人たちなのだろう、愛すべき人たちなのだろう。

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