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2005年9月13日 (火)

転職の利益

転職は一般的には不利である。できれば避けたい。しかし、転職の利益もある。それは死に方にかかわる。転職は一種の死である。私は、最近、2回の転職で、それを思った。一回目は突然の退職である。その日の太陽が隠れるまで、私は退職を考えていなかった。しかし、上司との会話の中で、突然、退職を決意した。上司は、その日の日付での退職を許可した。これなどは、交通事故に遭遇したようなものである。もう一つの退職は、少し時間がかかった。7月10日に、その年の10月10日付での退職を決めた。この方は、がんで死ぬようなものだ。ホスピスでの生活を考えた。退職は苦痛ではなく、苦痛からの解放であった。ホスピスでの生活も、苦痛からの解放であれば、死もまた、幸いなことではないだろうか。人は生まれ、生き、そして死ぬ。就職、転職の中で、それを想う。死ぬことを目的にして、生まれる人はいない。退社を目的にして、入社する人はいない。しかし、死ぬことも、退社も、その彼方に解放を待ち望んでいるのであれば、必ずしも災いとは限らないのではないか。

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