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2005年10月28日 (金)

靖国神社参拝問題

小泉首相の靖国神社参拝問題に中国・韓国の人々の激しい抗議があるが、戦後が戦前と革命的に断絶している日本の今日の状況では、少し理解しにくいところがある。日本の体制としてはまず、平和憲法があり、戦争はしないと内外に言明している。また、日米安保があり、米国の戦争に引きずられこそすれ、日本が単独で戦争を起こすことは、まずないのである。このようなことを、中国・韓国の人々は知らないのだろうか。まさか、知らないわけはないと思う。また、両国の指導者たちは、どう考えているのだろうか、逆に質問したいところだ。いや、戦争被害の記憶が、まだ、余りにも生々しいので、日本の事情などは考えられないのかも知れない。
しかし、日本人としては、どうなのだろうか。司馬遼太郎さんは、日露戦争後の軍部のあり方を批判してきたが、その批判は、あるいは「よく分からない」ということの、もう一つの反応ではなかったのだろうか。15年戦争から太平洋戦争の終結までの間に、何があったのか、それは今、あるいは我々に知らされていないのかも知れない。だから、理解できないのかも知れない。かつて従軍慰安婦や北朝鮮による拉致問題も覆い隠されていた時期があった。しかし、今、みなの問題となっている。司馬さんが「理解できなかった」と思われる、あの時期も、今、隠蔽されている歴史の部分が明るみに出てくれば、あるいは理解の程度が進むのかも知れない。

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