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2005年10月 1日 (土)

人間の病

人間という文字は、人と間の字から成っている。その「間」という文字の意味は深いのである。心の病の人の場合は、この「間」に問題があるとされる。他人との意志疎通に問題が出る、あるいは出来ないとされるのである。だから、人と人との「間」の病なのだ。しかし、それを「間」の病と思わずに、患者という「人」の病と思い、人を対象化しようとする。そのアプローチで、診療が試みられる。しかし、それでいいのだろうか。
カウンセリングでは、傾聴が重視される。それは何故か。傾聴によって、患者が自分の気持ちを伝えられたと思うことが大切なのだ。それは、「もの」としての人から「汝」としての人への移行を可能にするからである。
心の病というのは、人間における「間」の復権であり、その工夫なのである。

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