« 偶像 | トップページ | 自殺と死 »

2005年10月10日 (月)

マザー・テレサ

マザー・テレサに対する批判というものがある。それは、彼女がインドで、人々の魂の救いのために活動したかという問いから出ている。その根幹には、伝道がキリスト教の信者を増やすためという理解がある。
彼女は、敢えて、キリスト教信仰を持つように人々を導かなかった。そのことが批判の中に込められている。他の宗教のまま、人々を放置したことは、その魂を地獄に落とすことを意味していないか。それはキリストに献身した人の思いではないであろう、というのであろう。ここには、宗教多元主義への批判のにおいがする。キリスト以外に救いはない、ということで、宗教多元主義は批判の的になるが、同じような視点からマザー・テレサも批判される。
しかし、映画「ガンジー」を見た時に、インドという土地の性格が分かり、マザー・テレサに同情した。同時に、彼女は、宗教の勧誘をしないでよかったのではないか、と思った。ガンジーはヒンズー教の信徒であったが、ヒンズー教に人々に勧誘しなかった。その生き方とマザー・テレサの生き方がだぶるのである。

|

« 偶像 | トップページ | 自殺と死 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104898/6340597

この記事へのトラックバック一覧です: マザー・テレサ:

« 偶像 | トップページ | 自殺と死 »