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2005年11月 8日 (火)

1960年代の風景

1960年という年は賀川豊彦の逝去の年であり、ヨハネス23世が第二バチカン公会議の開催を発表した年である。キリスト教の勢力に何か地盤沈下が観察される年でもあった。

この年代にベンチャーズが登場、パイプラインによる電子的啓示が人々の心を打った。彼らの曲の中には「星への旅路」というものもあり、遥かなる他界への期待があった。アメリカでは、ケネディが大統領となり、新しい時代の息吹が感じられた。しかし、その感じは、大統領暗殺などによって、挫折していく。何か、ボタンの掛け違いが起きたのだろうか、歴史は、変な方向に進んでいった。

62年から65年に第二バチカン公会議が開催され、エキュメニズムが決断された。一つの見える教会の探求であった。21世紀と第三ミレニアム、そして新しい中世、千年王国などの観念と結びつけて、近代の終焉と、新しいキリスト教会の秩序を模索する旅が、このあたりから本格化したのであろうか。

1960年代以降、脱構築という思想が現われた(量義治著『エクレシアの探求』92頁参照)。それは今日の思想形成の最大公約数になっている。それは破壊と建設を共にした言葉だ。その脱構築は無教会の中にもあり、「先生中心」から「集会中心」へ移行していった。それは無教会の新しい生き方を意味している。

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