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2005年12月 8日 (木)

敗戦の原因

太平洋戦争の敗因の原因は何であろうか。司馬遼太郎さんなら、日露戦争の勝利の中に潜んでいたというだろうが、和辻哲郎は『鎖国』という本の中で、敗戦の真の原因が秀吉の時にあった、秀吉が原因を作った「鎖国」にあると示唆しています。 

武士の歴史は大政奉還で終わり、「鎖国」も「開国」に変わって、日本社会も近代に以降します。幕末維新には「無理」があり、その無理がたたって、昭和20年の敗戦にまでなったとすれば、あの敗戦の本当の原因を作ったのは、徳川三代将軍・家光の「鎖国」であり、その原因は秀吉のキリシタン禁止の処置と言うのです。鎖国によって日本人の視野は狭くなってしまったからです。

もし、キリシタンを排除しなかったなら、日本には内乱が起きて、フィリピンなどのように植民地になってしまうかもしれなかったという意見もあり、秀吉の禁教令を是認する人もいるのですが、和辻は、日本は、そんな軟弱な国ではないと言うのです。日本の文化は、植民地化を阻止する力になったと思います。

日本は日本でいい。いや、日本でなくてはならないと思います。しかし、どこかで世界を考えなければいけません。世界と日本、この二つの軸の中で、政治家にはバランスのとれた考え方をして欲しいと思います。

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