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2005年12月 3日 (土)

望む時代

「あなたは『新しき中世』で、何を望んでいるのですか」
「神中心の時代、信仰の時代です。近世はルネサンス以降、人間中心の時代と言われています。しかし、それが世紀末において破綻したという理解です。しかし、もちろん、世俗権力の上に宗教的権威があって、それが固定化しているような時代を望んではいません。ただ、倫理的な知識・知恵、それと宗教的な知識・知恵、それらが満ち溢れる時代を望んでいます。戦後、松下幸之助氏は、水道の蛇口から水が出るように、物資の溢れるような社会を望んだと、どこかで読んだことがありますが、今、物資の溢れる時代は来ていると思います。人が、それで幸福になればいいのですが、そうでなければ、余り意味ないです。その幸福を考える時、人は倫理・宗教に行き着くのではないでしょうか。仏教でも、儒教でも、神道でも、キリスト教でも、イスラム教でも、どんどん対話していけばいいと思います。日本では仏教と神道の影響を考えないことには、生きていけないでしょう。であれば、それらを知ることが必要です。根本的なことを考える時代が来ていると思います」

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コメント

書店に行けば、啓蒙的な宗教関係の本はたくさんあります。最近は僧侶の作家が生まれ、また作家も諸宗教と対話をしています。

それらは一次的には情報でしょう。対話によって、情報を自分の中にきちんと位置づけなければりません。そのためには、整理が必要で、哲学の役割が、このへんにあるのでしょう。

日本人にはイスラム教はなじみ薄いでしょうが、イスラム学者に井筒俊彦という人がいて、本を出しています。分かりやすく、興味深い本です。

結局、自分の中にある何かと共鳴して、理解が出来るし、深まるのでしょう。情報を知恵にして、うまく生きていきたいものです。

投稿: | 2005年12月 3日 (土) 15時02分

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