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2005年12月15日 (木)

輪廻のこと

輪廻というのは「生まれ変わり、死に変わり」だという。死後の世界のことを指している。しかし、生きている人は誰も死んではいないし、死後の世界のことなど知らない。それでも輪廻という。
輪廻は、肉体において生きている間のことではないのか。もちろん、それは一回だけの経験であり、「生まれ変わり、死に変わり」などしていない。しかし、希望が生まれ、なくなり、就職し退職し、などの中で喜怒哀楽の人生は、一回の人生の中でもある。
輪廻は「私」の人生である。それから離れて、解脱とか、悟りとかの人生は他者の人生である。しかし、そこには「常に在る」という感覚がある。時間超越の感覚がある。
解脱後、それは他者の人生であり、自分の人生ではないとして、再び、輪廻に戻る選択もあるかも知れない。それは罪という選択である。なぜなら、輪廻の人生は解脱を目指しているからである。輪廻の中に長くとどまることは出来ないからである。
輪廻を死後のことと思う時、想像の事柄になるが、生きている間のことと思う時、了解するのである。

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