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2005年12月21日 (水)

洗礼の起源

聖書にはヨハネの洗礼の記事がある。この儀式は、もともとはユダヤの伝統にはなくて、ヨハネがもたらしたものらしい。では、どこからか。インドからという説がある。
『イエスと親鸞』(八木雄二著、講談社選書メチエ245)によれば、著者は仏教の伝道によるのではないかと推測している。きっかけは、BC327年のアレクサンダー大王の遠征で、東西文化の交流が始まった。その後、仏教の西進があったのだという。
確かに、「伝道の書」などは、冒頭「空の空、空の空、いっさいは空である」と、釈迦の言葉のような文章から始まっている。
しかし、この書の著者とされるソロモンは、在位がBC961年~922年なので、時代的には東西交流のずっと以前の話である。アレクサンダー大王の遠征以降、ヘレニズムの東西文化交流時代に、仏教哲学の思想の書とも思われる「伝道の書」が出来たという指摘(83頁)は、著者の誤解ではないかと思うのだが。

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コメント

「伝道の書」に仏教哲学の影響を考えるのは内容的には、そう思えるのですが、無理かと思います。。
というのは、釈迦の生没年はBC565年~BC486年、あるいはBC465年~BC386年と言われていて、「伝道の書」の著者、ソロモン王は、それ以前に生きた人だからです。あるいは、「伝道の書」は、後世の人が創作したソロモン王の偽書なのでしょうか。それなら納得ですが。

投稿: | 2005年12月21日 (水) 11時58分

 日本では聖書をよく知らない状態で、話したり、思い込みで書いたりということがありますから。

 といっても、じゃ、自分がもっと知っている、なんてなかなか言えることではありませんが、

少なくとも、その本を書いた人、紀元前と紀元後の区別をしていて欲しかったな(^^;)

 

投稿: キャベツ | 2006年1月13日 (金) 13時45分

あ、すみません。訂正です。「紀元前・紀元後の区別」というよりは、「世界史の流れ」ですね。

投稿: キャベツ | 2006年1月13日 (金) 13時48分

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