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2005年12月19日 (月)

生老病死

生老病死を四苦という。「生まれること」「老いること」「病気になること」「死ぬこと」を指す。

老病死が苦であることは分かる。しかし、生まれることがどうして苦なのか、分からない。私は生まれた時のことを知らない。あるいは出産の苦を指しているのだろうか。であれば男性には該当しない苦だ。

しかし、生を「生きる」と解釈すれば、分かる。普通は、生きることは喜びと考えやすい。だが競争社会、ストレス社会に生きることは苦であろう。その社会の人間関係で犯罪に走ることもありうる。

還暦を迎えて、会社を退職し、社会の第一線から退きつつも、同じような第二の人生、第三の人生を生きるんだと張り切る人もいるし、生涯現役を貫く人もいる。それはそれでいいし、立派な人たちもいる。

しかし、競争社会、ストレス社会の苦を生きる必要はないと思う。すでに老病という苦がやってきているのだから。還暦のあとは別の人生であっていいと思う。日々、老病という苦の中で、人間にとって何が一番大切なのかを訴えていけばいい。そんな発表の場は、すぐ近くにある。プログだって、そうだ。

老病の終着は死である。だから、老病の時間は、死の準備期間でもある。それを意識の前面に出して、老病に向き合わなければいけないのだ。それは、第一の人生とは別の意味での生きがい、意味のある生活をもたらすのではないだろうか。死を免れる人は一人もいないのだから。定年後は、競争社会、ストレス社会ではない、別の社会に生きてもいいと思う。それもまた、意味のある生き方と思う。

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