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2006年1月21日 (土)

ホリエモン精神

人騒がせなライブドア。人騒がせが、それだけで悪いとは思わないが、かっこよくいきたいものだ。たとえば、インドのガンジーさんなど。命を張った非暴力・無抵抗運動を指導して、それで世界は感動した。そんな感動で、人騒がせするなら、ライブドアの株を買いたい。しかし、上昇志向が人一倍強いホリエモン精神に、下を見る余裕があるのだろうか。下を見れば限りなく、貧しい人たちが続く。芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」のように、下には下がいる。彼らの命綱を切ったのが、今回の騒動の原因にあるのかも知れない。

ホリエモンさんは、会社を大きくしたいという。何か拝金主義でこり固まっているように見える。どこかに、不安があるのだろうか。資本主義のルールの中で、ITという現代の「神」の意思に合致して、奇跡を現代社会に現出しているようにも見えるのだが、一体何が欲しいのだろうか。巨大企業への夢をお持ちのようだが、巨大企業に、そんなに魅力があるのだろうか。資本主義の先達のように、巨大企業化の中に自分の救いの確証を求めているのだろうか。まさか、そうではあるまい。単なる夢に過ぎないようなのだが、動機が分からないのである。

企業には企業の使命がある。その使命達成の中に健全な喜びがある。そして、企業の株があがる。そんな過程が無視されているように見える。そんな意識が社会の蔓延するのは、健全な社会意識を崩していることになるのではないだろうか。それとも、社会全体がゲーム化している現代にあって、そう思う私は古いのだろうか。

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