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2006年1月10日 (火)

歴史への関心

歴史教育というものは、歴史的事実の記憶ではない。しかし、入試という関門をクリアするには、記憶が大切である。そして、それが課題であれば、記憶こそ歴史教育ということになろう。しかし、それでは興味が起きない人も出てくる。
歴史小説を書き続けた司馬遼太郎さんは、敗戦時の日本軍に疑問を持ち、その回答を歴史に求めた。そんな関わりが歴史に対する本当の関わりなのだ。要するに、現在の疑問がある。その回答を歴史に求めるのである。現在の疑問から始めなければならないのだ。
歴史とは現在・現代の理解の深化を目的としなければならない。この一点が保持されるのであれば、歴史に対する興味・関心というものは格段とあがるに違いない。
そして、その関心事を歴史小説の中に表現していくのである。そうしなければ、読者は現代との対話という歴史の役割に気づかないのではないか。
こうして積み上げられた歴史教育の蓄積の中に、民族の将来は期待されるのだと思う。

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