死ぬ時
良寛は、こう言ったそうである。
「災難に遭ふ時は遭ふが良く候。死ぬ時は死ぬが良く候」
旧約聖書の「コヘレトの手紙」にも、そんな個所があった。
「何事にも時があり 天の下の出来事にはすべて定められた時がある。生まれる時、死ぬ時 」(3・1-2)
人は、生きる時に死ぬことはできず、死ぬ時に生きることはできないのだろう。であれば、今の時がどんな時なのかを知って、それにふさわしい生き方をすればいいのかも知れない。災難や死を避けたいのは人情だが、それができなければ、開き直るしかないのであろう。
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