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2006年2月26日 (日)

憂い

所有が多ければ、憂いも増す。死ぬ時は無一物にもかかわらず、多くを持つ者は少なく持つ者と比較して、失うものが多いからだ。

旧約聖書では、「コヘレトの言葉」を好んでいる。そのニヒリズムに共感している。釈迦も同じような感情を経験したのではないだろうか。コヘレトはソロモン王のことである。冒頭、「エルサレムの王、ダビデの子、コヘレトの言葉」とある。

コヘレトなんて意味不明だが、以前は「伝道者」と訳されていた。この部分は「伝道の書」で知られていた。

「知恵が深まれば悩みも深まり 知識が増せば痛みも増す」(1・18)とある。こんな個所もある。
「人は、裸で母の胎を出たように、裸で帰る。来た時の姿で、行くのだ。労苦の結果を何ひとつ持って行くわけではない」(5・14)

ニヒリズムは人生の厳粛な事実である。どう解決するのか、すべての人に問われている課題だと言えよう。

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