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2006年2月 8日 (水)

「居直った人」

精神科医の斎藤学(さとる)氏が、東京新聞(2月8日付)に「居直った人」という題でコラムを書いておられます。
「物心がついて以来、私たちの感情の底にはいつも『見捨てられる不安』へのおびえがある」と言われています。全く同感です。しかし、そのあと、次のように書いておられます。
「こうした自分をまるごと受け入れ、他人に甘えることもある自分を赦せる人のことを、私は『居直った人』と呼ぶが、そのようにしている人の方が活気があって楽しそうだ」
この部分は、私には理解できません。「見捨てられる不安」というのは、人の中の実存的意識と思います。それは決断とか投企とかに導くのであり、その意識を受け入れたり、赦したりする余裕はないと思います。不安というものは、そんな、なまやさしいものではないと思います。

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