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2006年2月12日 (日)

違和感

司馬遼太郎さんは、こんなことを言っています。
「なんだか、西洋人の観念には、神という絶対の存在-つまり比類なき唯一のウソ-があるように思いますね。古来、神学は、ありもしない絶対(神)を、ある、ある、という哲学的論証を重ねつつ、論理と修辞と叙述を発達させてきた観があります」
(新潮文庫『司馬遼太郎が考えたこと15』351頁)
この類のことは、司馬さん繰り返し語られています。肯定神学的観点からは違和感を覚えますが、否定神学的には、それでいいのだと思います。哲学的論証とか、批判は、どこか中世神学をさしているような感じもします。しかし、中世だって、理性の限界は心得ていたわけです。神を理性の限界の中に閉じ込めるとしたら、それは中世でも退けられたと思います。

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