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2006年5月24日 (水)

フォイエルバッハ

5月23日、放送大学で、「フォイエルバッハによる神学の人間学化」という講義があった。面白かった。ヘーゲル左派のフォイエルバッハはヘーゲルからマルクスへの過渡的立場にあり、特に無神論者というレッテルで紹介されていて、批判的な先入見があった。しかし、ベルジャーエフは、どこかで、フォイエルバッハを肯定的に評価する言葉を残していた。なぜ、という思いが残ったが、放送大学の講義を聞いていて、少し分かったように思った。フォイエルバッハによるキリスト教批判には正解の部分があるように思うのである。全部を正解というのではないけれど、レッテルを貼って、一顧だにしないという態度は、自分の損になるだけのように思う。
共産主義者はフォイエルバッハを肯定的に見て、キリスト教徒は逆に否定的に見るかも知れないが、フォイエルバッハ自身は両者に対話を可能にするような内容を持っているように思うのである。
それにしても、このような講義を通して、キリスト教の本質が堂々と語られているのが、現代日本の現実である。福音は教会を通して語られるばかりではなく、大学の授業を通しても語られている。

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