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2006年5月10日 (水)

逃げの精神医学

精神科医の斎藤学氏が東京新聞5月10日号「本音のコラム」に「逃げの精神医学」という表題で書いておられる。

戸塚ヨットスクールの事件、最近の家庭内暴力青年を拘束して死なせた宿泊施設の事件など、難しい現代の問題を出して、「精神医学や臨床心理学が問題に有効に対処できずにいるどころか『逃げている』ことは間違いない」と言っておられる。

子どもの暴力に追い詰められている親たちは、精神科医や専門家たちに相談するが、彼らは「本人に治療動機づけが無ければどうしようもない」と言って、門前払いにするのだという。

たとえ本人が受診したとしても、クスリを出すだけの精神科医、「箱庭療法」しか知らない臨床心理療法家の手にはおえない、と斎藤氏はいう。

これは本人にのみ着目して、治療しようとしているのだが、環境、人間関係に問題はないのだろうか。そして、本人に近い人間関係の方を変えていくという仕方で迫ったらどうなのだろうか。

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