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2006年6月15日 (木)

現在の課題

現在というのは、時間の一点のことであり、両側には過去と未来が限りなく伸びている。過去は可見的、未来は不可見的の違いがある。未来に向かって夢を持っていれば、現在の生き方は張り合いのある、有意義なものと考えられるだろう。夢は、どうしたら持てるのだろうか。

現在の課題というのは過去の解釈ではないだろうか。その解釈の中から未来が生まれるのではないだろうか。未来は、自分の意志にかかわりなく、襲ってくるようにして来て、自分の人生をこなごなにしてしまうかも知れない。戦争があった。災害もある。しかし、外部から来る不可抗力に全面的に身を委ねてしまうのは、人間の生き方ではない。自分の過去、民族の過去、人類の過去を解釈して、毎日、解釈し続けて、その中から未来のイメージを描いていくこと、これが人間にふさわしい生き方ではないだろうか。過去は、解釈を通して、現代に生き返るのであり、未来を形成しもするのだ。そんな過去に目覚めること、そこから自分の人生が始まるのだと思う。

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