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2006年6月22日 (木)

悪の起源

聖書では、罪によって悪が出てきたという。罪の最初は原罪というもので、サタンが蛇に言わせた誘いに乗ったことが、それである、という。だから、人間の罪の原因は、はっきりしている。しかし、サタンが生まれた原因は不明である。

サタンは、天使が罪を犯してサタンになったのだという。どうして罪を犯したのか。それも、あるいは理由が書かれているかも知れない。でも、善である神の被造物の中に、どうして、神に逆らう意志が生まれてきたのか、それは、どう考えても分からないことである。

しかし、サタンも神ではない。善悪の二神ではない。二神というのは、神概念の矛盾である。善悪二元論とは、現象として、そう見えるだけで、悪という神がいるわけではない。罪の積極性というものは、別のコンテキストでは、善の価値なのだろう。見方の問題があるかも知れない。サタンもまた究極的には神の被造物である。そんなことから、何が見えてくるのだろう。

最近は責任追及が流行っている。追究された責任もまた、一つの結果であり、それを生み出した原因があるはずだ。その原因もまた責任追及されるべきではないのか。まあ、時効で、それはないのである。

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