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2006年7月19日 (水)

復讐

最近、犯罪被害者の遺族が犯罪者に死刑を求めるケースが多い。こうして、復讐が達成されるのかも知れないが、「復讐はわたしのすることである。わたし自身が報復する」(ヘブル10・30)とも言われる。

人は死ぬ。そこに神の復讐・報復がある。「罪の支払う報酬は死である」(ローマ6・23)ともいう。それに自分の復讐を重ねてもいいのではないか。

憎い人も、いつまでも生きるのではないのである。まもなく死ぬ。死刑もまた、犯罪人の命を奪うことであるが、犯罪人は人の手によらずとも、自分の有限性のために、やがては姿を消すのである。そこに、人の存在が、究極的には刑罰を受けている存在であることを知る。究極的刑罰の事実を知る時、個別的刑罰で達成しようとする復讐心も和らぐのではないだろうか。

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