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2006年8月 9日 (水)

非神話化

ルドルフ・ブルトマンによる実存哲学の影響を受けた聖書解釈の新しい展開を「非神話化」という。放送大学では、「脱神話化」と言っていたが、最近は、この方の言葉が使われているのだろうか。

「非神話化」に対しては、保守的神学者たちから批判があった。聖書物語は神話ではない、事実なのだ、と、その真実性を守りたいという意図があったのだろう。ブルトマンは、そういう意図をあっさり、挑戦的に否定したので、聖書の確実性を否定する輩とみなされて、対立意識が高じたのかも知れない。しかし、「非神話化」の真理性は、今、新しく、臨床心理学の分野で見直されているのかも知れない。

河合隼雄氏の近著『神話の心理学』(大和書房)は、興味深い本である。「非神話化」と一脈通じるアプローチだと思う。ブルトマン学派の人たちは、当然、興味を持つことだろうと、思う。

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