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2006年8月 8日 (火)

愛国心

戦後の日本で「愛国」と言うと、
一部では「反動的」と誤解されるかも知れない。
   
その言葉が強く響いていた戦前に戻りたくないという気持ちが強く、
戦争の悲惨を経験した人たちの叫びが、そこに込められているともいえる。
   
「戦争はもう嫌だ」
その思いが「愛国」という言葉を葬っている。

しかし、「愛国行進曲」は、いい曲だ。
軍艦マーチの作曲者が作った曲で、元気が出る。
       
思えば、自分の祖国を愛せないというのは不幸に違いない。
では、祖国とは何か。
   
内村鑑三は、昭和2年9月4日の日記にこう書いている。
   
「この日また、ある事よりして、日本をわが愛人として愛するの幸福に気付いた。これは青年時代においてわが心を燃やした愛であるが、老年に至ってこれを復活するの必要を感ずる。日本とは、日本政府でもなければ日本人全体でもない。日本という、ある Mysterious personality である。これを愛し、これに仕えて、われは無上の幸福を感ずるのである」
   
Mysterious personality は、訳せば、「神秘的な人格」となる。
そんな日本を、誰が見せてくれるだろうか。

今、司馬遼太郎の本を読んでいるが、どれも面白い。
彼は愛すべき日本と日本人を描いている。

最近は、五木寛之さんと藤原正彦さんも
そんな日本を描いているように思える。

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