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2006年8月31日 (木)

巡礼の勧め

200192720003 ロシアの亡命哲学者、ニコライ・アレクサンドロヴィッチ・ベルジャーエフ(写真)は、こんなことを言っていた。

「多くの理由で(その中には非常に重大なものもある)、私はずっと孤独な人間であったし、今後も孤独な人間であろう」

彼は自らの思想のために祖国から追放されたが、同時に精神の巡礼にも出かけた。孤独な人は巡礼に出かけたらよい。

彼によれば、巡礼は、西欧では不可解なほどに、特色あるロシア的事象である。
巡礼は、広大なロシア国土を遍歴するが、決して、どこかに定着したり、何かに執着したりはしない。
巡礼は真理、神の国を探求し、かけ離れたものを目指して闘う。
巡礼は、地上に永住の都を持たず、来るべき都を目指して前進する。
人民大衆は、常に、自分たちの階級から巡礼を生み出した。ロシア文化の最も創造的な代表者たちは、精神的に巡礼であった。
ゴーゴリ、ドストエフスキー、トルストイ、ソロヴィヨーフ、そして革命的インテリゲンチャも皆、巡礼であった。

普通、巡礼は聖地を目指すが、聖地はまた精神のうちにもある。
精神の巡礼は、有限なものに安息と平和を見出さず、無限なものを目指して闘う。未来には究極の真理が明らかになるという期待を持って。

一人の巡礼が生まれれば、巡礼は一人では終わらないであろう。

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