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2006年9月17日 (日)

死の体験

道元の著書『学道用心集』の最初に、「無常を観ずるとき、吾我(ごが)の心(しん)生(しょう)ぜず」という言葉があるようです。

中野東禅さん(京都・竜宝寺住職)は、『ラジオ深夜便』10月号の65頁で、「無常とは、人が死ぬことです。死が「実観」できた人間は「吾我の心」=「エゴ」が壊れると書いてある。死を直接体験した人、命には終わりがあるという事実にぶつかったことがある人間は、変わるんです」と説明しています。

死を直接体験したら、その人はもう生きていないわけだから、変わることも出来ないと思いますが、この場合の死とは、肉体の死ではなくて、ニヒリズムのことだと思います。

道元には、人間が変わるということについて、大死一番とか、身心脱落とかいう言葉もあります。これなど、キリスト教信仰者の方でも同感なのではないでしょうか。

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