全能
意志は成る 神の全能 その意味で
その思い知り 心合わせよ
神の全能の信仰というのは、神の意志は必ず実現するという、聖霊体験における思いであって、その思いから離れたところでの論理学的議論のためではないと思います。
| 固定リンク
意志は成る 神の全能 その意味で
その思い知り 心合わせよ
神の全能の信仰というのは、神の意志は必ず実現するという、聖霊体験における思いであって、その思いから離れたところでの論理学的議論のためではないと思います。
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104898/11765041
この記事へのトラックバック一覧です: 全能:
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |
岩井 淳: 千年王国を夢みた革命 (講談社選書メチエ)
千年王国に関心を持つ人に身近に入手できる本です。いろいろな立場があり、キリスト教の終末思想を確立するには、これらの歴史に参入しなければならないと思います。
前田 英樹: 信徒 内村鑑三 (河出ブックス)
日ユ同祖論関係の記述、再臨の地としての日本など、これまでの内村論にはなかった新しい視点があると思います。
佐藤 優: はじめての宗教論 左巻―ナショナリズムと神学 (NHK出版新書 336)
相変わらず、著者の博識が光っています。近代とは何か、そんな問いにシュライエルマッハッハーの著書を通して迫っています。キリスト教思想に関心ある人にはお勧めです。
内村 鑑三: 一日一生
毎日、読んでいます。いい本です。内村の伝道は、死後も、このようにして継続していることに、感慨新たなるものがあります。日本の伝道は、静かに、深く、今も着実に進展していることを思います。
金子 晴勇: 教育改革者ルター
特に、第6章「教育の人間学的基礎」は圧巻、必読と思います。
北森 嘉蔵: 聖書と西洋精神史
分かりやすく、含蓄に富む本です。瞑想に誘われます。著者は故人ですが、これから著書を通しての、著者の教育と学びが続いていくと思います。
コメント
何が言いたいかと言えば、人間の自由意志と神の全能とは、形式的には二つ一緒に立たないのだが、現実を観察すれば、二つ一緒に立てなければなければならない、ということである。
神の全能を中心にした、一貫した論理というものはカルビニズムなのだろう。逆の立場が、自由意志を強調したペラギウスの立場かも知れない。二つを同時に立てる立場として、歴史的には半ペラギウスという立場・言葉もある。しかし、これが人間の論理にしてしまうと、神の全能の一部否定、人間の自由意志の一部否定という形をとる。しかし、それは真理とは違うのである。なぜなら、それだと、人間に自由意志はない、神は全能ではない、ということになるからだ。
西洋の16世紀は、こんなことを議論していたのだろう。しかし、この議論は、われわれが人間である限り、そして神を必要とし、求めている限り、今でも終わっていないのである。
投稿: | 2006年9月 5日 (火) 06時07分