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2007年2月23日 (金)

日本中心万国同祖説

江戸時代の国学者・平田篤胤の著書の中で注目すべきは、『霊能真柱』だと思います。
その中で、彼は、伊邪那岐命・伊邪那美命について述べた部分で、こんなふうに言っています。

遙西の極なる国々の古き伝へに、世の初発、天ツ神既に天地を造了りて後に、土塊を二つ丸めて、これを男女の神と化し、その男神の名を安太牟(あだむ)といひ、女神の名を延波(えば)といへるが、此の二人の神して、国土を生りといふ説の存るは、全く、皇国の古伝の訛りと聞えたり

ここには、「日本中心万国同祖説」が語られています。この部分から、彼がキリシタン書を読んでいたことは明らかです。聖書そのものを見たのではなく、マテオ・リッチら中国への宣教師たちが漢文で書いたものを読んだと言われています。

興味あることは、日本人の先祖はユダヤ人とする日ユ同祖論者の場合は、ユダヤ人が日本に来たというのですが、篤胤は逆で、「皇国の古伝の訛り」として、あくまで、日本中心の立場ということだと思います。

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