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2007年3月20日 (火)

吉満義彦の文献

 以前、吉満義彦の文献について調べたことがあった。現在では変わっているかも知れないが、参考として紹介したい。

  国会図書館には、いくらかはあるが、それほど多くはない。日比谷図書館には全然なかった。講談社の全集さえ置いてない。大宅壮一文庫にも、吉満義彦という著者の項目はないとのこと。

 吉満の文献について、一番整理され、充実しているのは、やはり、聖三木図書館ではないかと思う。
 
 特に、「カトリック思想」の吉満義彦追悼号には、詳細な文献目録がある。これらを探し出し、集めて、丹念に読んでいけば、いろいろな発見をするだろう。また、この号は、実に充実していて、読みごたえがある。遺稿としては、吉満の三編の詩、そして病床の覚書である「哲学的・宗教的断想録」があり、貴重な示唆を与えている。

 「潮風」誌に中山氏が、吉満について連載したことがあった。

<聖三木図書館にある文献>
●吉満義彦全集(全5巻 講談社)
 1.文化と宗教、昭和59、410頁 2.中世精神史研究、昭和59、360頁 3.近世精神史研究、昭和59、509頁 4.神秘主義と現代、昭和59、528頁 5.詩と愛と実存、昭和60、525頁
●「カトリシスム・トマス・ニューマン」(東京・新生堂 昭和9)
●20世紀思想4「神秘主義・象徴主義」(274頁)の一部で、「神秘主義概論」(7頁-44頁) これは三木清他編 河出書房 昭和13
●「詩と愛と実存」(河出書房 昭和15 323頁)
●「詩と愛と実存」(角川書房 昭和23 256頁)
●「中世精神史研究」(みすず書房 昭和23 316頁)
●「近世哲学史研究」(みすず書房 昭和24 312頁)
●「神秘主義と現代」(みすず書房 昭和27 251頁)
●「哲学者の神」(みすず書房 昭和22 209頁)
●雑誌「カトリック研究」vol23,no1 特集「神秘思想研究」の一部 上智学院出版部 昭和18 383頁
●「文化と宗教の理念」(みすず書房 昭和22 224頁)
●季刊「創造」no11、「女性と文学特集」の一部 欧亜書房 50-62頁 象徴としての女性
●「キリスト教」(武田清子編 筑摩書房 1964 405頁)の一部「文化と宗教の理念」(306頁-323頁)
●「文化と倫理 附・充足的ヒューマニズムの問題」(十字堂書店、218頁)
●J・マリテン著「形而上学序説」(エンデルレ書店、301頁)の訳
●「カトリック思想」第2号「吉満義彦氏追悼号」(季刊、カトリック研究社)
●「文化倫理の根本問題」(新生堂 昭和11 234頁)
●ジャック・マリタン著「宗教と文化」(甲鳥書院、204頁)の訳
●「自然科学と宗教性の形而上学」「科学と信仰」の中にある。カトリック研究社 39頁

<国会図書館所蔵の文献>
●「吉満義彦全集」第1巻-第5巻 講談社 1984.9
●「吉満義彦著作集」第1-2巻 みすず書房 昭和23
   第1巻 文化と宗教の理念
   第2巻 宗教哲学論集(第1 中世精神史研究)
 「吉満義彦著作集」第3巻 みすず書房 昭和24
   第3巻 近世哲学史研究(第2 宗教哲学論集)
 「吉満義彦著作集」第4巻 みすず書房 昭和27
   第4巻 神秘主義と現代
●「詩と愛と実存」 角川書店 昭和23

<その他の文献>
●訃報 朝日新聞 昭和20.10.27
●「近代の超克」富山房
  論文を提出している。座談会の中では、前半、吉満が盛んに発言している。
●「吉満義彦と近代の超克」猿渡重達・聖マリアンナ医大講師、比較文学(毎日新聞、1981・10・14)
 「創造」誌及びカトリック文芸叢書(甲鳥書林)のことに触れている。
●「人生の秋に ヘルマン・ホイヴェルス随想集」春秋社
 「吉満先生を見送る言葉」と創作「哲学者」がある。「哲学者」からは、吉満の日常生活をうかがうことができる。
●「創造」。聖三木図書館と上智大学キリスト教文化研究所にある。
●「政治と宗教--カール・バルトはどう闘ったか」(山本和、教文館、昭和49)の中の「第4章 人と闘う神学者」の項に、吉満義彦「カトリシズムと弁証法神学--カール・アダムのバルト神学批判」に対する反論がある。
●遠藤周作の小説、随想に出てくる。
 「お茶を飲みながら」(集英社)224-225頁
  吉満及びカトリック教会に対する遠藤氏の評価というものが、率直に出ていて、貴重な問題提起となっている。

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