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2007年4月21日 (土)

ベルカーワー

私が、ベルカーワーという人物の名前を知ったのは、もう40年くらい前になる。大学の図書館で小さな文庫本を見つけた。『近代の不安と基督教信仰』というタイトルだった。著者は、G.C.ベルカーワー(1903年生まれ)で、1945年以来、オランダのアムステルダム自由大学の教義学教授である。

ベルカーワーの本で読んだのは、この一冊だけであったが、その後、断片的に彼に関する情報に接したことがあった。バルトとカトリックに関心を抱いていたこと、そして、初期においては、それらに対して否定的であったが、その後、肯定的友好的に変わったこと、それに対する批判もあったらしい。

一度、ベルカーワーの本の翻訳が出るといった話を聞いたことがあったが、実現しなかった。

『キリスト教組織神学事典』(教文館)に、現代オランダ神学の項目の中で、ベルカーワーが取り上げられている。その末尾に、「ベルカーワーはわれわれの時代の最大の神学著作家のひとりであり、彼を無視する神学徒は、決して賢明とは言えない」と書かれている。

日本は海外の神学の輸入に熱心である。しかし、どうしたことか、オランダ改革派系の神学は、その重要性にもかかわらず、余り知られていないといわざるを得ない。

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