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2007年5月19日 (土)

創造活動の使命

 ベルジャーエフは生涯、人間には創造活動の使命があると確信し続けた。そして彼は死ぬ間際まで、それを実践した。

 では一体、彼の言うように人間に創造活動の使命があるのだろうか。

 創造活動には才能が必要である。この点では、全ての人に創造活動ができるとはいえない。しかし、その創造活動の本質に関しては、全てのキリスト者に、当為として、あるいは義認からの論理的必然性としての聖化のうちに妥当するものである。

 本質的に把握された創造活動は神の人格的語りかけに対する人間の人格的応答であり、信仰そのものである。ベルジャーエフは創造活動は人間を義認すると言っているが、それは「信仰義認」の「義認」ではないであろう。聖化のプロセスにおける人間の主体性の必要性を訴えているからである。この段階では、信仰は新生におけるような絶対他力、完全受動ではなく、応答性、能動性として見られるべきである。

 キリスト者は真の創造活動をなす。そしてすべての人間は救われなければならぬ、キリスト者になるべきであるという見地に立てば、人間には創造活動の使命がある、といえるかも知れない。これもまた、人によっては独断的に聞こえるであろうけれど。

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