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2007年5月 2日 (水)

新アリストテレス主義

新アリストテレス主義という言葉に触れた。

「新アリストテレス主義とは、現代の国家を維持するためには、政治以前の文化的・宗教的な伝統が、共通の偉大な伝統が必要であり、そうでなければ、社会はバラバラになってしまう、とする考え方である」という(『ポスト世俗化時代の哲学と宗教』110頁)

本の訳者は、「ラッツィンガーにあっては、…ニヒリズム論が…新アリストテレス主義と癒着ないし野合している」(『ポスト世俗化時代の哲学と宗教』110頁)と解説で書いているが、ラッツィンガーとは現在のローマ教皇である。要するに、教皇は新アリストテレス主義の立場だということ。もちろん、アリストテレスに究極性を付与しているのではなくて、その形式を考えているのだろう。

ルターの本を読んでいくと、アリストテレスの見方にバイアスがかかるかも知れないが、トマス研究の中では、それが修正されていくだろう。

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