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2007年6月 6日 (水)

聖徒の保持

『パウロ』(山谷省吾著)に「パウロは罪を犯した信徒も、一度救われた以上、滅亡に陥ることはないと信じていた」という言葉があった。これは、カルビン主義の「聖徒の保持」の教えを裏書するような個所であり、気になっていた。ただし保持ではなく、堅忍という言葉も使われていると思う。

聖徒の保持というのは、カルビン主義体系の五つの教義の一つである。「カルビン主義の五特質」というのは、全的無能力、無条件的選択、制限的贖罪、不可抗的恩恵、聖徒の保持で、英語の頭文字を取り出して、TULIP(チューリップ)と言われている。

これはカルビンの思想というよりも、アルミニウス主義者の反論に対して、応える形でまとめたもので、よく知られたものである。

聖徒の保持に関しては、ウェストミンスター信仰告白に、こういう個所(17・1)がある。

「神が彼の愛するものにおいて受け入れ、彼の霊によってきよめたもうものたちは、決して恩恵の状態から全面的にも最後的にも堕落し得ず、最後に至るまでそこに確実に固くとどまらしめられ、永遠に救いに入らしめられる」

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