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2007年6月14日 (木)

神秘主義者と詩人

「人が対象の実相として直観したところのものを表現しようとするとき人は必然に現し難いものに触れて沈黙する。そして万物の実相を神的なものとして観ずる宗教的ミスティカー(たとえばヤーコブ・ベーメ、フランソワ・ド・サールのような)は、フランソワ・ド・サールのいわゆる「魂のうちふるう絶点」に於いて無言のままである。然し、詩人の立場はそこで一つの必然的矛盾につきあたる。詩人は、黙ることが最上の条件であるらしく見えるような魂の瞬間に、その瞬間を言語で表現することを使命とする人間である。詩人の象徴的方法は、その根本的な矛盾なシチュエーションから必然的に出て来る道である」
(『神秘主義・象徴主義』)

詩人は神秘主義者でなければならぬ。神秘主義者は詩人でなければならぬ。

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