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2007年7月 8日 (日)

自分探し

お遍路さんに行くのも、一つの自分探しなのだろう。こちらは徒歩である。

しかし、長い旅であれば疲れることもある。乗り物の利用も一つの選択である。

その乗り物には二つの車輪がある。一つの車輪には「汝自身を知れ」と書いてある。もう一つの車輪には「無知の知」と書いてある。思えば、これらはソクラテスの言葉であった。

また、視点を返れば、「汝自身を知れ」は肯定神学の言葉であり、「無知の知」は否定神学の言葉である。

中世の神学はアウグスチヌスとトマス・アクィナスによって造られたといってもいい。アウグスチヌスは新プラトン主義を通ってプラトンに、トマス・アクィナスはアリストテレスに多くを負っていた。そして、プラトンはソクラテスの弟子、アリストテレスはソクラテスの孫弟子であった。しかし、中世思想におけるソクラテスの意義を余り考えてこなかった。考えれば、中心的人物であったのではないだろうか。

実存哲学は人間学でもある。そして、人間学の原点は、ある意味ではソクラテスであったのではないだろうか。それか彼の二つの言葉による。これらは今でも通用している。

自分探しの旅を勧めているのはソクラテスであった。

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