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2007年7月27日 (金)

哲学者への期待

「カントは国王が哲学的思索をなしたり、哲学者が国王になることを期待しない。そればかりでなく、このことが可能であるとしても、それは願わしいことではないだろう。《というのは、暴力の所有は、理性の自由な判断を堕落させずにはおかないからである。》さらに彼はつづける。《けれども、国王たち、あるいは王者たる国民(平等の原則にしたがって、自己自身を統治するという意味で)が、哲学者という階級を消失させたり、沈黙させたりせずに、哲学者をして公開的に語らせることは、国王にとっても国民にとっても、自分たちの仕事の啓発の為に、欠くことのできないものである。》」(『哲学の学校』カール・ヤスパース著)

わが国では、哲学者たちの自由な言論活動が活発であり、それはよいことと思う。この自由な言論活動を犠牲にして、哲学者が政治家になることは問題を残すかも知れない。しかし、権力の多様化が進んでいる今日、政治の世界でも、自由な言論活動が保証されているように思える。だから、別の視点もあるかも知れない。

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