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2007年8月 1日 (水)

一者

「一者は存在ではない。一者は万物に存在を供するものではあるが、自身は決して存在ではない。むしろ一者は「実在の彼岸」のものとして、一般に有ではない。それはある性質あるものでもなければ、分量あるものでもない。併しこの様に言っても何もないのではなく、実は一者は「万物の根源」として無限に豊富なる内容を有つものである。そしてこの故にこそ、あの様なものとか、この様なものとか言う様な規定や限定ができないのである。一者は限定なきものである。併し無限定とは分量や数の尽くし難い為なのではなく、万物を生ぜしめる「力」の把握し難きことに依ってなのである。一者は「万物の力」である。それは一切をつくっても、自分に止り、減ずることのない力である」(『プロティノス』鹿野治助著)

こういう説明をされて、プロティノスは一者という言葉で神について語っていると考えても、そんなに的外れなことではないと思う。

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