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2007年9月11日 (火)

哲学の性質

「ベルジャエフに従えば、哲学とは人間からして人間を通して認識することである。従って哲学が人間学主義を止める事は哲学の破壊を意味する」(『神秘主義・象徴主義』)

これだけだと、哲学は純粋理性批判の立場であり、それが限界と思われる。しかし、ベルジャエフには、こんな言葉もある。

「存在の秘密は唯だ人間の中で又人間を通して、換言すれば霊的経験の中で又霊的生活の中でのみ啓示されるのである」(『神秘主義・象徴主義』)

「ベルジャエフに従えば、哲学は存在の秘密・生の神秘の認識である」(『神秘主義・象徴主義』)

霊的経験とか霊的生活というのは、純粋理性批判の立場ではない。実践理性批判が指している世界である。だから、カントが予想して、その前にまで行った世界のことである。ベルジャエフはカントを重視していたが、不満も感じていた。その不満が、霊的経験、霊的生活におれる認識の主張であった。

これを学と呼ぶかどうか。改革派的に言えば、再生理性による認識の妥当性の主張であろうか。

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