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2008年7月 9日 (水)

聖定論

「聖定論或いは予定論が、決定論、宿命論ではなく、第二原因としての人間の自由行為が、歴史過程の上に持つ意義を正当に評価するものとして、一般恩恵論が果たしている役割の重要性を認めるならば、神学的倫理学は一般恩恵論的な性格を無視しては語られ得ないように思われます」(『カルヴィニズム概論』岡田稔著、小峯書店、63頁)

ここでは、聖定論或いは予定論は決定論、宿命論ではないと指摘されている。この指摘は重要である。一般的なカルヴィニズム批判は、この二つを結びつけることから生まれるからである。しかし、この二つを結合させて、カルヴィニズムの信仰を維持するのは、やはり難しいだろう。この二つを分けるのは、「第二原因」や「一般恩恵」の考え方であると言われる。救いとか啓示というものは、特別恩恵に関係するから、「第二原因」とか、「一般恩恵」とは、信仰の本質に関する議論ではないと思われがちだけれど、日本という「異教」社会で生きるキリスト者にとっては、むしろ、「第二原因」「一般恩恵」に関する理解は重要であると思う。

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