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2009年2月 3日 (火)

ゼロの発見

王位を奪われた王でなければ、誰が王位にいないことを悲しむであろうか。パスカルが、そんなことを言ったという。

人の悲しみというものは、何かを失うことで起きるものらしい。10持っている人が5に減ったとしたら、その人は悲しみ、自分は不幸と考えるだろう。10を基準に考えるからだ。しかし、ゼロを基準にして考えれば、5も持っているのである。どうして不幸なのだろうか。

であれば、自分は元来ゼロなのだという基準を持っていれば、その人に不幸はないのである。空とか無の自覚を求める仏教は、実は発想の転換によって、すべてを幸福に見させてくれる。空・無の自覚の中から空即是色の風景が生まれる。それはそれは実り豊かな風景ではないだろうか。

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