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2009年2月 1日 (日)

皇居前広場

敗戦時、皇居前広場で土下座しつつ、皇居を仰ぐ人の姿をテレビで何度も見た。3次元の現実世界に絶対者がいることの幸福と不幸を、日本人は徹底的に経験したのかも知れない。「神州不滅の日本が戦争に負けるわけがない」という信念を持てる人の幸福感、そして現実を知った時の驚きと不幸。
戦争中、そして戦前は、自分の外に絶対倫理があった。そんな空気が日本に蔓延していたように思う。その空気に感染して、幼年期の自分の意識の中にも、そんなものがあったように思う。
しかし、戦後、そんな外的規範はなくなった。自由、開放の時がきたものの、その中で生き方が分からなくなった。日本の伝統の再興は共感されやすいだろうが、あの敗戦の不幸はぜひとも避けたい。しかし、どこかで、日本文化も世界性とか普遍性とかを考えないといけないとも思う。

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