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2009年4月17日 (金)

良寛の世界

昨日と今日の二回、NHKラジオ深夜便の「こころの時代」で、作家・新井満氏が、最近、出された自分の自由訳を朗読しつつ、良寛の世界を紹介された。

良寛の生き方には「知足」と「楽しみ」の両方があるとのこと、それを結論として指摘されたが、大切な点と思った。「知足」だけでも、「楽しみ」だけでも、良寛理解は不十分で、その両方が結びついている世界が、良寛の真の世界なのだということが分かって、深く共鳴した。日本のフランシスコのような印象を持った。自分の新潟地震の体験と共に、良寛の世界を説明されていく過程など、聴取者たちは深く納得されたのではないだろうか。

新井氏が芥川賞を受賞された時、私は取材で、式に同席した。残念ながら、小説は読んでいないし、その後も余り、その仕事に関心を持っていなかった。「千の風になって」で、新井氏の世界の一端をのぞかせてもらったような気がしたが、今回の「こころの時代」を聞いていて、宗教的な領域に題材を探している作家なのだということが分かった。今後のご健闘をお祈りします。

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