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2009年9月 2日 (水)

エキュメニズムと再臨信仰

教会一致運動(エキュメニズム)は、最初、プロテスタント教会で始まり、カトリック教会も第二バチカン公会議で自らの課題として取り組むようになった。しかし、なかなか進展しないとの嘆きが「エキュメニズムは冬の時代」の言葉にも表れていた。協力関係を広げていくのであれば、そんなに難しいことではないが、「目に見える一致」というのは、もっと踏み込んだものを目標にしているように思う。

ところで、この教派主義の克服は、日本に伝えられたプロテスタントの初期から、その課題が意識されていた。公会は、その一つの対応であった。そして、内村鑑三も、札幌での青年時代から、その弊害を感じるようになった。無教会は、その課題への対応、回答の一つかも知れない。内村は、再臨信仰の中に、その課題の達成を見たのかも知れない。「再臨信仰の実験」という題で、『聖書之研究』(1919年1月)に載ったものには、宗派の問題が再臨信仰の中で、その回答を得られるという趣旨が述べられている。これは、いわゆる再臨運動開始の年、大正7年(1918年)11月10日、東京神田青年会館での再臨大会における講演内容である。

この面から再臨信仰を再検討してみたら、それは教会一致運動に新たな示唆を与えるのではないだろうか。エキュメニズムも昭和40年代の第二バチカンの終わったころからの新しい課題ではなく、日本では既に大正時代にも、意識されていたのである。

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コメント

恐らく、多くの教会は過去のしがらみにとらわれているのである。それらを前提にした時、教会の一致は、なかなか進展しない。しかし、再臨に目を注ぐ時、教会の抱えている相対的なものは融けていくのではないだろうか。内村は、そういう洞察を与えられたのではないだろうか。過去からではなくて、将来から今を見た時、それも決定的な事柄の到来から今を見た時、教会の一致は実現するかも知れない。

投稿: | 2009年9月20日 (日) 22時20分

エキュメニズムに関心を持っていたカトリックの神父さんが、正教会との関係を考えていた。当時は、なぜか分からなかった。しかし、今、そのわけが分かるような気がする。

教会の一致の追求がエキュメニズムである。それは「見える一致」である。協力ではなく、一致である。そう考えた時、カトリックとプロテスタントの間では、教会観の根本が違いすぎるので、難しいだろう。逆に、正教会との間であれば、「フィリオクェ」が分離の神学的理由ということだから、一致を求めるのにも道筋がつけやすいかも知れない。プロテスタント同士、またプロテスタントとカトリックとの間でのエキュメニズムは一致ではなくて、協力どまりであろう。プロテスタントでのエキュメニズム追求は、一致というよりも、協力で理解されているのかも知れない。

かつて、あの神父さんに、エキュメニズムの目標を聞いた時、「見える一致」と言われたが、それは協力ではない、ということである。しかし、それは、無理だろうと思う。その無理が、エキュメニズムは道半ばという思いにつながっているのかも知れないが、その意味では、再臨の前に、それが達成されるとは思えないのである。無教会と再臨と、エキュメニズムについて、内村には、洞察があったと思う。

投稿: | 2009年9月23日 (水) 06時10分

はじめまして。エキュメニズムとは、反キリスト側(ユダヤカバリスト・フリーメイソンなど)の陰謀だと思っていたのですが、違うのですか?以下の資料についてどう思われますか?

KGBスパイの日記 悪魔に魅入られた男
http://www.asyura2.com/2002/bd17/msg/719.html

http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/282.html
超巨大カルト、バチカン研究:(1)第2バチカン公会議「カトリックの米国憲法化」
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/299.html
超巨大カルト、バチカン:(2)第2バチカン公会議「カトリックのユダヤ化」
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/351.html
超巨大カルト、バチカン研究:(3)ユダヤ人教皇ヨハネ・パウロ2世?
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/377.html
超巨大カルト、バチカン:(4)「ユダヤ教カトリック支部」?
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/444.html
超巨大カルト、バチカン研究:(5)「米国・バチカン同盟」の軌跡とオプス・デイ
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/789.html
超巨大カルト、バチカン研究:(6)「世界統一神権国家」への道のり(A)シヨン運動について
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/819.html
超巨大カルト、バチカン研究(7)「世界統一神権国家」への道のり(B)シヨンからオプス・デイへ
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/822.html
1958年のバチカン・クーデター:簒奪された「グレゴリオ17世」の教皇位
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/829.html
超巨大カルト、バチカン研究:(8)「世界統一神権国家」への道のり(C)シヨンから第2公会議へ
http://www.asyura2.com/0505/cult2/msg/133.html
超巨大カルト、バチカン研究:(9)「世界統一神権国家」への道のり(D)ユダヤ主導による宗教の統一

http://asyura2.com/0505/cult2/msg/654.html
ヨハネ・パウロ2世はやはりユダヤ系だった!?(英国メトロ紙)
http://www.asyura2.com/0505/cult2/msg/365.html
オプス・デイ創始者はユダヤ系か?(フランコも?カストロも?)
http://www.asyura2.com/0502/war69/msg/605.html
新教皇を支えるシオニスト枢機卿シェンボルン【イスラエルが喜ぶはずだ!】
http://www.asyura2.com/0502/war69/msg/606.html
「ポスト・ホロコースト的」シオニズム? すでにカトリック=宗教シオニズム?
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/389.html
米国指導部にとって、カトリック、プロテスタント、ユダヤ教はすでに「一つ」ではないのか?

投稿: TS | 2009年9月24日 (木) 08時19分

TSさん、はじめまして。管理人です。

>エキュメニズムとは、反キリスト側(ユダヤカバリスト・フリーメイソンなど)の陰謀だと思っていたのですが、違うのですか?以下の資料についてどう思われますか?

エキュメニズムは、教会の課題と思います。しかし、反キリスト側の陰謀という受け取り方があるかも知れません。聖書には、分派活動を戒めるパウロの手紙もあり、イエスの言葉にも、次のようなものがあります。

「あなたがくださった栄光を、わたしは彼らに与えました。わたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためです。わたしが彼らの内におり、あなたがわたしの内におられるのは、彼らが完全に一つになるためです。こうして、あなたがわたしをお遣わしになったこと、また、わたしを愛しておられたように、彼らをも愛しておられたことを、世が知るようになります」(ヨハネ17・22~23)

私は、反キリスト側と言われるユダヤカバリスト・フリーメイソンなどについては、よく知りません。また、知ろうと言う動機も、余りありません。コメントは控えます。

ただ、プロテスタントの原理主義的な教派の場合には、エキュメニズムに反対という立場があると思います。ローマ教会に吸収されることを恐れているのかも知れません。結果的にそうなるという予想はありえると思います。そうなれば、プロテスタント時代の終焉です。もっとも、プロテスタントという名前そのものがローマ教会の存在を前提にしているので、ローマ教会が変われば、その意味は失われるのではないかと思います。そして、ルターの主張した「信仰義認」に関しては、ルター教会とローマ教会との間で合意が出来ています。エキュメニズムの大きな前進と思います。

しかし、最終的には、再臨信仰の中で教会の一致を模索すべきと、私は思っています。プロテスタント教会は「見えない教会」においては、一致があると信じています。だから、見える教会での相互の壁を、いくらか容認できるのです。しかし、再臨は、ある意味では、「見えない教会」の見える形への移行です。だから再臨信仰の中でなければ、エキュメニズムは進展していかないだろうと思います。もっとも、これまでの取り組みでは、その点は確認できないのですが。いや、再臨信仰への言及はないだろうと思います。しかし、再臨信仰との関係の中で、エキュメニズムは前進していくだろうと期待しています。そこでは、教会、諸教会の相対化が意識されるだろうからです。

投稿: | 2009年9月25日 (金) 09時46分

お返事ありがとうございます。反キリストの陰謀=地球の陰謀 と考えてよいと思うので、無視できる問題ではないと思います。故意に作られたニセの宗教戦争・飢餓・伝染病・ワクチン、また911やテロの自作自演などで多くの人が亡くなっています。日本も民主党になり世界政府(NWO)樹立の共産主義へと向かうのではないでしょうか。

リンクした資料に「巨大カルト」という題名がついているので誤解されると嫌なのですが、カトリック内部に「侵入して破壊する」反キリスト(オプス・デイやイエズス会)の陰謀について書かれてあります。つまり、エキュメニズムというのは宗教統一ではなく、実は「カトリックの破壊」だと思います。

カルヴァン派→ピューリタン→ピルグリムファーザーズ→キリスト教原理主義 ではないですか?だとすれば、クロムウェルがユダヤ銀行家から資金提供を受けていた事など考えると、キリスト教原理主義はユダヤ・フリーメイソン側だと思われますので、エキュメニズム(カトリックの破壊)を進めたい方ではないでしょうか?

投稿: TS | 2009年9月26日 (土) 05時51分

>>リンクした資料に「巨大カルト」という題名がついているので誤解されると嫌なのですが、カトリック内部に「侵入して破壊する」反キリスト(オプス・デイやイエズス会)の陰謀について書かれてあります。つまり、エキュメニズムというのは宗教統一ではなく、実は「カトリックの破壊」だと思います。

カルヴァン派→ピューリタン→ピルグリムファーザーズ→キリスト教原理主義 ではないですか?だとすれば、クロムウェルがユダヤ銀行家から資金提供を受けていた事など考えると、キリスト教原理主義はユダヤ・フリーメイソン側だと思われますので、エキュメニズム(カトリックの破壊)を進めたい方ではないでしょうか?<<

「カトリック内部に「侵入して破壊する」反キリスト(オプス・デイやイエズス会)の陰謀」というのは、よく分かりません。書いている人の視点を検証する必要があると思います。

「つまり、エキュメニズムというのは宗教統一ではなく、実は「カトリックの破壊」だと思います」と言われますが、この部分も、よく理解できません。

エキュメニズムはキリスト教会の一致を求めるのですから、宗教統一とは直接的には関係ないと思います。それが、どうしてカトリックの破壊につながるのか理解できません。第二バチカン公会議が採択した「エキュメニズムに関する教令」の最初に「すべてのキリスト者の間の一致再建を促進することは、聖なる第2バチカン公会議のおもな目的の一つである」と明記されています。要するに、カトリック教会はエキュメニズムを促進しなければならないという使命に関しては疑問の余地はないと思います。

そのあとに、「キリスト教原理主義は……、エキュメニズム(カトリックの破壊)を進めたい方ではないでしょうか?」とありますが、これも少し理解しにくいですね。キリスト教原理主義には、反カトリック的な意識が強いと思いますが、それは普通には、カトリックやプロテスタント主流派の進めるエキュメニズムに批判的というスタンスとして知られていると思います。

それから、カトリックというのは、ここではローマ教会を指していますが、あるプロテスタントの牧師から、宗教改革後は、カトリックは一つの教派になったというのを聞いたことがあります。それはプロテスタントの側から見た場合のことで、カトリックは、自分を教派とは見ていないと思います。もっとも、そのような考え方にも一定の理解を示すという意味で、その言葉を使うかも知れません。しかし、元来はカトリックという言葉は、教派とは対立する概念と思います。現実は、ローマ教会以外にも、キリスト教会が存在しているので、ローマ教会がカトリック教会という名前を「独占」するのは問題があるかも知れません。そんなところにも、ローマ教会では、エキュメニズムを追求する動機があるのだと思います。なぜなら、教会の現実のありようを見た時には、ローマ教会だけが「カトリック」の名前を使うのは「僭称」となるかも知れないからです。

投稿: | 2009年9月27日 (日) 17時15分

第2バチカン公会議をすすめたのが、カトリック内に「潜り込んで」伝統カトリックを破壊する、反キリストであるユダヤカバリスト・フリーメイソンかもしれないからです。(現在カトリックの中枢に居る人達も。)この公会議の陰謀資料を書いている人はキリスト教やカトリックなんて糞食らえだ、と言っている人で、視点としては公平だと思います。どれだけのユダヤ人が、何のために公会議に関わっていたか、資料を一度読んでみてください。

フリーメイソンの歴史は反キリストから始まったのだと思います。

<フリーメイソンの計画> 
キリストへの憎悪と結社の起源 + 世界専制
http://satehate.exblog.jp/11885802/

また、聖ピオ10世会というところと、その破門を解いて伝統ミサを行う現教皇ベネディクト16世は、この悪魔勢力に抵抗する立場にあると思います。ちなみに前教皇のヨハネ・パウロ2世は、ユダヤ人疑惑があります。

<侵入されたカトリック教会>
http://www.youtube.com/watch?v=Ut9jEVMiweY

投稿: TS | 2009年9月27日 (日) 22時02分

>>第2バチカン公会議をすすめたのが、カトリック内に「潜り込んで」伝統カトリックを破壊する、反キリストであるユダヤカバリスト・フリーメイソンかもしれないからです。(現在カトリックの中枢に居る人達も。)<<

そうですか。でも、「エキュメニズムに関する教令」や、「キリスト教以外の諸宗教に対する教会の態度についての宣言」などは、大いに共鳴できると思います。少なくとも、16世紀に日本に入ってきたキリスト教(カトリック)が、こういう精神を持っていれば、禁教とか鎖国とか、そして殉教とかの歴史はなかったのではないかと思います。特に日本では他の宗教が盛んであり、その信徒たちが、比較してキリスト者よりも劣っているかといえば、そうは思えません。キリスト者も、教会も、余り独善的にならない方がよいと思います。だから、私は第二バチカンを高く評価しています。

>>この公会議の陰謀資料を書いている人はキリスト教やカトリックなんて糞食らえだ、と言っている人で、視点としては公平だと思います。どれだけのユダヤ人が、何のために公会議に関わっていたか、資料を一度読んでみてください。<<

そこで言われているキリスト教、カトリックが何を意味しているのか、それが分からなければ、真意はつかめないと思います。日本の無教会を始めた内村鑑三も、見方によっては、相当過激なことを言っていますが、それでも大いに評価しています。それは信仰の原点に立っているからです。第二バチカンを批判する人たちに、その原点があるかと言えば、別の視点と思います。

>>フリーメイソンの歴史は反キリストから始まったのだと思います。<<

私は残念ながら、フリーメイソンについてはよく知りません。

>>また、聖ピオ10世会というところと、その破門を解いて伝統ミサを行う現教皇ベネディクト16世は、この悪魔勢力に抵抗する立場にあると思います。ちなみに前教皇のヨハネ・パウロ2世は、ユダヤ人疑惑があります。<<

聖ピオ10世会が、第二バチカンに批判的というのは知っていますが、その理由が分かりません。いろいろと説明していますが、他のキリスト教や、他の宗教への態度がけしからんと思っているとしたら、その点では意見が違います。

>><侵入されたカトリック教会>
http://www.youtube.com/watch?v=Ut9jEVMiweY<<

ちょっと覗きましたが、作った人は何を言いたいのか分かりません。カトリック教会を改革したいのなら、第二バチカン以前の立場を主張するのではなくて、再臨信仰に立つことを考えるべきと思います。なぜなら、再臨において教会は自分を超えるからです。教会時代の終焉という意味です。しかし、そういう信仰での批判ではないと思います。だから、余り共鳴するところはありません。

投稿: | 2009年9月28日 (月) 00時26分

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