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2010年2月16日 (火)

内村鑑三の選択

内村鑑三は、生前、ある時期には、自分の選択は、カトリックか、無教会だと言っていた。しかし、カトリックへの批判は、晩年に至ってもなくならなかった。自分のもとからカトリックに移った人の信仰にも不可解という印象を記していた。もちろん、一方では、カトリック教会への賞賛の言葉もあった。その二つを並べて見て、人はどう選択したらよいのか、迷うかも知れない。

「無教会にあらざればローマ天主教会、私の選択はただこの二ツをもって限られてあるのであります。しかして私は今は前者を選むのであります。後日(あと)の事は知りません。今日はなお私は無教会信者をもって満足するよりほかに善き道を発見するあたわざる者であります」(『聖書之研究』1912年4月、「無教会主義を捨てず」)

「私の選択はただこの二ツをもって限られてあるのであります」という。この二つに架橋する道はないのだろうか。それが「新しき中世」なのだと、私は言いたい。

内村のカトリックへの抵抗には、それが「古い中世を基準にしていた」からではないだろうか。「新しい中世の創造」であれば、賛成したかも知れない。

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