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2010年5月10日 (月)

往相と還相

浄土真宗の教えでは、悪人正機が有名であるけれど、それ以外にも、往相、還相の教えもある。

悪人正機は、往相に対応するのであろうか。そして、次に還相の段階を迎える。その時、自然にまかせることにより、教えが広がっていくのである。

キリスト教では、イエスの復活を軸にして、昇天と再臨がある。それを、対象的に考察するのではなく、実存的に捉えようとする時、浄土真宗の「往相、還相」に類似しているようにも思える。

一時、米国で、終末論を物語風に紹介した本がよく読まれた。そこでは、合理的思考の人たちは、荒唐無稽に感じたかも知れない。しかし、実存的に理解しようとすれば、そこにも意味が現れてくる。そして、今を生きる基本的な信仰態度を確定することが出来る。

実存意識は、新生前夜の風景のようにも思える。しかし、そのあとにも、なお実存意識を堅持しようとするのであれば、そこには、再臨前夜の意識が求められるのではないだろうか。

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