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2010年6月21日 (月)

天皇かキリストか

戦時中の昭和17年、「天皇とキリストと、どちらが偉いのか」と、そんな問いが、ホーリネスの牧師たちに向けられた。もちろん、キリストと答えた。その結果、教職41人が4年から1年の懲役形を受けた。1人は獄中で病死した。そんな事件があった。その問いのキリストは「再臨のキリスト」の意味という話も聞いた。

天皇の価値に挑戦するものとして、再臨信仰が誤解され、警戒されたのかも知れない。しかし、現存する価値と、その無限超越を意味する価値とは違うのではないだろうか。両者は比較できるのだろうか。

さて、酒井勝軍(かつとき)は、そんな場面では、どう答えただろうか。

酒井勝軍の信仰については、『歴史読本』6月号の「神々の狂宴  酒井勝軍と酩酊の日本近代史」のタイトルで、久米晶文氏が詳しく書いている。それによると、ハルマゲドン(世界最終戦争)は大正3年(1914)に始まり、昭和15年(1940)に終わったという。その勝利者は、同じ先祖をもつ日本とユダヤであり、その過程で千年王国的理想世界が生まれ、その世界を統治するのが、再臨のイエスの託身としての日本天皇である、という。

酒井勝軍の名は日ユ同祖論では出てくるが、キリスト教の歴史では、ほとんど無視されている。しかし、その説に、どういう真面目な批判があるのか、それを聞いてみたい気もする。

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